鍼とお灸のお話し


鍼について
「鍼灸をしてみたい!」と考えてはいるが、
施術をためらっているかたが
いらっしゃるのではないでしょうか?
それは「はり」という言葉から、
注射の痛みや、縫い物の時に指をさしてしまった
鋭い痛みをイメージされるからだと思われます。
鍼灸の「はり」というものは、
ほとんど痛くはありません。
ときどき、「チクリ」とすることもありますが、
打ち直しをすれば痛みは消えますので、
痛みを我慢しながら施術を受けなければならない
と言うようなことは無いのです。
施術中に眠ってしまわれるかたも
たくさんいらっしゃいます。

点灸について
お灸についてですが、「熱くはないのか?」
「痕にはならないのか?」と心配されると
思いますが、「中川治療院」では
〝熱すぎず、痕をつくらず〝を心がけています。
お灸は、2種類を使い分けます。
一つは、点灸と言われる、いわゆるお灸で、
お米粒の半分からゴマ粒大のものです。
この点灸は、艾(もぐさ)の火が
肌に届く瞬間に、つまんで取ったり、
押して消したりいたします。
それでも、たとえば揚げ物や炒め物をしていて
熱い油が手にはねた時のような、
「熱いような痛いような」感じがあります。
ただし、これだけは我慢していただくことに
なります。また、皮膚が少しこげたように
薄くあとがつきますが、皮膚の新陳代謝とともに
消えてなくなります。

知熱灸について
もう一つのお灸は知熱灸(ちねつきゅう)と
言う温灸で、お腹などを温めるのに使います。
2センチほどの円錐形にまるめたお灸です。
こちらは点灸とは違い、刺激は無く、
心地よい温かさでリラックスできるお灸です。
艾が燃え尽きる5ミリほど手前で
つまんでとりのぞきます。

『よもぎ』からつくられる『もぐさ』
『お灸』で使われる『もぐさ』は、『よもぎ』から
つくられており、たくさんの効能があります。
・造血作用(貧血予防)
・整腸作用(便秘予防)
・抗炎症作用(アレルギー予防、美肌効果)
・抗酸化作用と活性酸素除去作用
(卵子・精子の老化や体内の糖化予防)
等々の効能があり、『ハーブの女王』とも
よばれているそうです。
こんなにも効能がある『よもぎ』を、
あますところなく利用した『お灸』を
是非、妊活・体質改善に取り入れましょう。